Amazonで注文したドイツ語の原著が手元に届いたので、さっそく勉強しました。
Das Nachtpfauenauge
題名です。ダス!!っていうのが、ドイツ語って感じがしていいですね。
本場ドイツ人の発音を聞いてみました。便利なサイトがあるもんですね。
Nachtpfauenaugeは[ナフトファウエナウガ]と聞こえました。ファウの前にpの発音があるような無いような...。意味は、いうまでもなく「クジャクヤママユ」という蛾の名前です。
Mein Gast und Freund Heinrich Mohr war von seinem Abendspaziergang heimgekehrt und saß nun bei mir im Studierzimmer, noch beim letzten Tageslicht.
発音の勉強
まずはGoogle翻訳にぶちこんで発音を聞く。
[マイン ガスト ウント フロインド ハインリッヒ モア ヴァー フォン ザイネム アーベンシュパッツィーアガング ハイムゲケーアト ウント サス ヌン バイ ミア イム シュトゥディアッツィマー ノッホ バイム レツウン ターゲスリヒト]
eiは[アイ]、euは[オイ]になるようだ。
wの発音は英語のvの発音か。なるほど、そういえば車のフォルクスヴァーゲンのヴァーゲンのつづりはWagenだ。
Nochは[ノッホ]。ちょっと特殊だけど、ichが[イッヒ]というのは知っているので、何とかついていけそうだ。
単語・文法の勉強
次にGoogle翻訳にぶちこんで意味を調べてみる。
Google先生「ゲストで友人のハインリッヒモールは、夕方の散歩から帰宅していたので、勉強の最中であっても、夜明けに座っていました。」
教科書「客は、夕方の散歩から戻ってきて、書斎で私のそばに座っていた。昼間の明るさは消えるところだった。」(※表現を変えています。)
どうやら教科書のは原著よりもかなりすっきり翻訳したらしい。または、ヘッセがシンプルなバージョンを発表して、それが日本語に翻訳されたのかもしれない。まあ、Google先生の翻訳は参考程度ということだ。
最低限の知識として、名詞の最初を大文字で書くというのは知っている。
Main「私の」
Gast 「客」
und 【英:and】 「~と」
Freund 「友人」
Heinrich Mohr ハインリッヒ・モーア。この名前は教科書になかった気がするが。
warとかvonとかseinemとか、小文字で始まるのは名詞ではないし、ドイツ語の複雑な文法変化を勉強しないとわからないと思うので、こういうのはあと回しにする。
Abendspaziergang なんかかっこいい。ボールペンをドイツ語で[クーゲルシュライバー]というカッコよさがある。発音は [アーベンシュパッツィーアガング]と聞こえる。ieは[イー]と発音するらしい。Abendは「夕方」、Spaziergangは「散歩」、つまり「夕方の散歩」。ドイツ語は熟語のように名詞をくっつけることができるらしい。Abend... そういえば「こんばんは」をGuten abent[グーテン アーベント]というんだっけ。
heimgekehrt これも名詞ではないのでよくわからない。heimは積水ハイムの「ハイム」だから「家」だな。gekehrtはよくわからない。Google翻訳先生によると「帰国」と出たが、「帰宅」のことではないか?動詞ならば「帰宅する」みたいな感じか。
undの次にsaßが来ている。「座る」をsetzenというらしいから、「帰宅して、座る」という訳ならば教科書と一致する。
ちょっとGoogle翻訳先生だけでは苦しくなってきたので、「クラウン独和辞典」を開いてみた。
nunは「今では」。つづりが英語のnowと似ている。
baiは「~のそばで」
mirは辞書に
mir [ミーア] [代] 《人称》 →ich
とある。ハッハ~ン。読めてきたぞ。ichは「私は」だから、I have … → by meのように人称代名詞が変わるんだな?
imは英語のin、つまり「~の中で」
Studierzimmer Zimmer[ツィマー]は「部屋」だから勉強する部屋、つまり書斎か。
そこまでわかると、後半は「夕方の散歩から戻ってきて、それから今では書斎で私のそばに座っている(それか「座っていた」)」という意味になるんだな。
さて、残りはnoch beim letzten Tageslicht.
nochは「まだ」、letztenは辞書になかったがletzteは「最後の」「最近の」、Tageslichtは「日光」「陽光」とある。
beimはなんだ?辞書によれば・・・
baim [バイム] 《前置詞beiと定冠詞demの融合型》→bei; der[冠]♦.
アーアー何にも聞こえませーん。融合型?何の?定冠詞?どんな?最後のひし形は何の意味があるの?こういうわからないのは放っておくのが一番です。「最後の日光」(=「夕日」)が「まだ」あった(=「消えかかっていた」)と言いたいのだろう。
まとめ
Mein 私の Gast und Freund 客であり友人である Heinrich Mohr ハインリッヒ・モーアはwar von seinem Abendspaziergang heimgekehrt 夕方の散歩から帰ってきて und saß nun bei mir im Studierzimmer そして書斎で私のそばに座っていた, noch beim letzten Tageslicht 最後の夕日がまだあった.
初日にしては上出来な文法解釈ではないでしょうか。コメント欄も勉強に活用するので、詳しい方、教えてくださいね。