ヘッセの「少年の日の思い出」をドイツ語で読みたい

ドイツ語は分からないけど。『そうか、そうか、つまり君はそんなやつなんだな』

第2文目 Vor den Fenstern lag weit hinaus der bleiche See

Vor den Fenstern lag weit hinaus der bleiche See, scharf vom hügeligen Ufer gesäumt.

 

発音の勉強

Google翻訳にぶち込んで発音を聞いてみた。

[フォア デン フェンステルン ラグ ヴァイト ヒノイス デア ブライヒェ ゼー

シャルフ フォン フーゲリゲン ウフェール ゲゾイムト]

 

単語・文法の勉強

Google先生「窓をはるかに超えて、薄い湖があり、丘の岸に鋭く縁取られています。」

教科書「窓の外に色あせた湖が、丘の多い岸に鋭く縁どられ、遠いところまで広がっていた。」(※表現を変えています)

 

単語はやはり、辞書で調べるのが手っ取り早い。

Vor 「~の前に」

Fenstern 辞書には最後のnがないFensterが載っている。「窓」

lag これはなんだろう。よくわからない。

weit 「広い」「広々とした」

hinaus 英語のoutらしい。これは勘だけれども、weit hinausで(「外側に向かって大きく広がる」とかそういう意味じゃないだろうか。

bleiche 「青白い、蒼白な」 辞書にはこの単語の次に名詞のBleiche「漂白剤」が出ている。漂白剤のことをブリーチというが、こんなところでよく知ったことばとの関係性を見つけてちょっと感動。ドイツ語での発音は「ブライヒ」!

See 「海」「湖」 英語ではsea, lakeと区別されるのにドイツ語は一緒なのかな。ここでのSの発音は/z/だから、スィーではなくズィーと読む。

scharf 「鋭い」英語のSharpに似ていますね。

vom 辞書によると、

vom [フォン] 《前置詞vonと定冠詞demの融合型》→von, der[冠]◆.

出たよ、融合型。でも辞書では、vomの下に前置詞vonの見出しが出ていた。なるほど、意味は“from“らしい。定冠詞は英語のtheだから、from the~という意味だな。

hügeligen  Hügel[ヒュ~ゲル]は「丘、小山」という意味らしい。その次の見出しはhügeligで、「丘の多い」という形容詞のようだ。enが何を意味しているのか、まだわからない。

Ufer 岸、岸辺

gesäumt 辞書の見出しには出てこない。Google翻訳では「並びます」と出てきた。

 

まとめ

Vor の前に den Fenstern lag weit 広々と hinaus外側へ der bleiche See 青白い湖, scharf 鋭い vom ~から hügeligen 丘の多い Ufer 岸辺 gesäumt 並んでいる(?).